ドキドキ 朋代から他の研究員も紹介されて…。
研究員たち、伸永に、それぞれ、
「よろしくお願いします。」

朋代、
「…で、今までの進捗状況がこれ。…これって…、営業の加瀬優里亜…???発案者…???」

奈都美、試作品を食べながら、
「うん。…だって~~。うんうんうん。これ…イケる。」

「まっ、もともと彼女、商品企画開発だからね~~。」

その朋代の声に奈都美、
「ふん。ま~~ね~~。」

朋代、そんな奈都美の右肘を自分の右肘で突っついて…。

奈都美、
「な…、なに…???」

朋代、
「ぷっ、くくくく…。」

伸永、試作を食べながら、
「……。」

そんな伸永を見て奈都美、
「…どうかした…尾田…くん…???」

朋代、
「ふん…???」

伸永、目をキョロキョロとさせながら…、ほんわか~~とした顔で、
「うんま~~。」

その表情に奈都美、朋代、いきなりガックリと。
「そっちかぃ!!!」
「かかかか。ゆ~る~~~~。」

他の研究員もいきなりの拍子抜けに、クスクスと…。
けれども、まだほんわか~~な顔のままの伸永。

奈都美、
「ええ加減にせぃ。そのゆる顔っ!!!」

朋代、途端に、
「ぷっ。おんもしろ~~い。七瀬~~。かかかか。」

奈都美、
「…だって…。」

伸永、奈都美に頭をコクリと。

朋代、
「しっかし…、かっわいいよね、尾田君。」

奈都美、右目を歪めて、口をへの字に、
「どこがっ!!!」

そして、もう一口、伸永、
「うんうん、んまい、んまい。」

朋代、
「でもね~~。ふん。商品化には…、まだまだ…。」

奈都美、
「…うん。美味しい事は…うん。でも…。」

その時、伸永、何を思ったのかいきなりファイルから一枚の用紙を…、
そしてクリップボードに挟めてボールペンでサラサラと。

朋代、奈都美、
「ふ~~ん???」

研究員もあれこれと声掛けしながらも…。

伸永、奈都美に、
「こんな…イメージ…湧きました。」

奈都美、
「ふん…???」
そして、その用紙に描いてあるものを見て、
「へっ!!!」
隣の朋代に…。

朋代、
「えっ!!!うそ…。」

朋代、奈都美、
「…もしかして…、これっ…て…。完成したら、こんな感じに…???」

「うそ。うそうそうそうそ。これって…。うん。私なら、絶対に、買う!!!」

朋代も、
「うん。うんうんうん。私も同じ。凄い。」

奈都美、
「…って言うか…、尾田くん…、あんた、これ…食べて、すぐ…こんなの…???」

伸永、頭を掻きながら、照れながら、
「あ…、はい…。あ…、いえ…、すみません…。」

朋代、奈都美、顔を見合わせながら、
「なんなの…、この子…???」

あれこれと提案や意見を交わしながらの研究室。

「…けど…、さすが、加瀬優里亜。どこも欲しい人材だよね~~。朋凰(めいおう)大学、商学部~~。」
朋代。

「ふん。ま~~ね~~。」
奈都美、試作を見ながら…。

そんな奈都美に朋代、
「あらら、なんとも…タンパクね~~。」

「いや…。なに…。別に~~うん。」
「はいはい。うん。」

提案と意見をしっかりとチェックして仕事に戻る研究員たち。

朋代、
「さて…。どう…???最近、翔とは…???」

そんな朋代に奈都美、いきなりドキンと、
「と…朋さん。」
小さな声で、
「今…、彼の前で、そんな話。」

「べ~~つに、いいじゃ~~ん。商品企画開発のみんなは、知ってることだし~~。」

「いやいや。いやいやいやいや。」
右手を振りながら…、奈都美。

一方、伸永は、今まで見た事もない周りの道具や研究員たちの動きを見ながら…。

そんな伸永を見ながら奈都美、小さな声で、
「あんたは蚊帳の外かぃ。」

その声に朋代、
「かっかかかか。ねね、七瀬~~。」
奈都美の右肩をペンと叩き、
「全く、私らの事…興味ないみたいだね、あの子。かっかかかか。」
両手を叩いて。

奈都美、腕組みながら、ため息を突いて、
「…ったく、もぅ…。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 

 

 

 

《PR》
庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋