ドキドキ 廊下を歩きながら奈都美、
「ほらほら…シャキッと…ある…。」
ふと伸永を見て、
「えっ…???…ふ~~ん。」

椅子に座っていた時は、何かしら…だらしなさそうに見えた尾田伸永…ではあったが…。
自分より程よい背の高さのその男性に奈都美、
「ふ~~ん。ふんふん。」
一緒に歩いていて、全く違和感を感じさせない。しかも…、
「ふん…???」
奈都美、
「何…この匂い…???」
そして伸永を見て、
「ねっ、尾田君って、何か…コロンなんて…、付けてる…???」

その声にチラリ奈都美の方を見て伸永、
「へっ…???あ…。いや…。何も…???」

奈都美、
「うそ…。何も…、付けてない…???」

伸永、
「え…、えぇ~~。」

そんな伸永に奈都美、
「うそ~~~。」
疑わしき目。

そんな奈都美に伸永、
「いやいやいや。ほんとに…何も付けてませんって…。」

「おっかしぃなぁ~~。」
…とは言え、相手の体をクンクンと嗅ぐ事も出来ずに。首を傾げながら奈都美。
そして…。
「はい。ここが…、クック・ル・ポット、商品開発・技術・研究室…ですっ。」

伸永、目をパチクリと。そして口を尖らせて…。

奈都美、ドアをコンコン。
「失礼しま~~す。商品企画開発の七瀬で~~す。」
ドアを開けながら…。

「は~~い、お疲れ~~。七瀬~~。来たね~~。」
研究中に、ニッコリとドアの方を向いて、
「ヨッ!!!」
左手を挙げて梶朋代(かじともよ)、研究員である。

奈都美、伸永に、
「ここが…、新しい商品…研究して、結果に導いてくれてる部署。」

伸永、周りをじっくりと見渡しながら、
「……。」

そして奈都美の傍を離れて、
「へぇ~~。」
目を見開いて。あちこち見て、
「初めて見ました、こういうとこ。」

奈都美に朋代、右腕を左肘で突っついて、小さな声で、
「商品企画開発の…ルーキー…???」

そんな朋代に奈都美、
「あ…は…、ははははは~~。」
頭を傾げて、
「どうかな…???」

朋代、
「くくくく。かっわいい~~~。ニッ。」

そんな朋代に奈都美、
「は~~~あっ…???」

いきなり朋代、
「ぷっ。」

「トモさんっ!!!」

そして朋代、姿勢を正して、
「んっ。んんんん。」

奈都美、
「あっ…。」
そして、
「尾田く~~ん。」

伸永、
「あっ。はい。」

奈都美、朋代に手を差し伸べて、
「こちら、クック・ル・ポット、商品開発・技術・研究室、研究員の…梶朋代(かじともよ)さん。東京慶徳大学出身、理系…。」

その声に伸永、
「東京慶徳大学出身、理系…。凄っ!!!」

奈都美、
「へっへっへ~~。でっしょう~~。」

その声に朋代、奈都美の右肩に自分の左肩をぶつけて、
「…って言うか、あんたも…東京慶徳でしょ。」

奈都美、
「けっ。ばれたか…。へへへへ。」

伸永、
「えっ、七瀬さんも…、東京慶徳っ!!!凄ぇ~~。」

「凄いって、あんただって、芸大でしょうが~~。」

朋代、
「えっ…???そうなの…???」
目をキョトンとさせて朋代。

奈都美、
「ふん。」

朋代、
「ひぇ~~~。」
びっくりしたように朋代、
「あっ。こんにちは、初めまして、梶朋代と申します。よろしくどうぞ。お願いします~~。」

伸永、慌てて、
「あっ。ども。」
ペコリ。

奈都美、
「…んで…、この人が…。」
伸永の方に手を…。

伸永、
「おだ…のぶながと言います。商品企画開発部です。」

その声に突然、
「はっ!!!おだのぶなが…???うそ…。あの…、戦国…武将の…???」
目を真ん丸く、朋代。

奈都美、変顔で、
「だよな~~。」
そしてテーブルの向かいにトコトコと奈都美、伸永の体を…。

伸永、
「あっ、あぁぁぁぁ。」

朋代の隣に。そしてネームプレートを見せて、
「はい。これ。」

朋代、
「尾田…伸永…。」
そして、読み終えるなり、
「な~~~んだぁ~~。」

奈都美、
「でしょっ。」

朋代、けれども、
「あっおっ。ごめん、な~~んだぁ~なんて、相手に対して、失礼な。パワハラになっちゃう。」

奈都美、その声に、鼻の下を伸ばして、
「わっ。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋