ドキドキ 声のする方に顔を向けて…。その瞬間、
「へっ!!!!」
そして、
「わっ!!!!」

その声に万美、尋音、飛香。そして雅樂、絃、
「えっ!!!」

厨房に入ってきた翠、
「ふん…???どしたの…???」

遠くから後ろを向いたままで手を振る女性。

橙、
「お姉ちゃん。」
真ん丸の目をして。

蘭、
「ひっさしっぶり~~~。」

万美、尋音、
「おねえちゃん…???」

雅樂、
「ん~~~???」

飛香、絃、
「ゆずちゃんの…???」
こちらも目を真ん丸に。

橙、
「お姉ちゃんに…、お母さん。お父さん。」

万美、尋音、
「え~~~~ぇっ!!!」

橙、いきなり椅子から立ち上がり、その席に。
「どうしたの~~。」

蘭、
「へっへっへ~~。」

橙、
「お姉ちゃ~~ん。」

翠、万美と尋音に、
「何々…???」

万美、
「ゆずのお姉さん、そして…おとうさん、おかあさん…???」
尋音に。

尋音、
「う…、うん。」

その瞬間、翠、
「わっ!!!うそっ!!!」

蘭、
「かかかか。あんたが仙台で、一緒だった人。その人がいる店でしょう~~。」

父親、
「おまえが、メールで、あんな事、書いて送ってくるから…。」

橙、一瞬右目を瞑って、
「あっちゃ~~。」

母親、
「大変だったんだから。おまえがあんなメールよこすから、お父さん、いきなり、とんでもない、何考えてるんだ、あいつって…。」

「…で、それを私も隣でそれ、知って。まずは、お店、行ってみようってなって。…父さん、怒りだしたからキリないから…。」
そして蘭、
「ふふ。ゆず、決めたんでしょ。一緒になれる人。ん~~???」

翠、
「雅樂じぃ、雅樂じぃ、ゆずのお姉さん、ユッキが仙台で腹膜炎起こしたときに、助けてくれた人。」

その声に雅樂、
「うそっ。ほんとけぇ。」

「うん。早く、早く。」
「お、おぅ。」

いきなり厨房から出てふたり。その席に駆けつけて雅樂、
「すぃやせん。ゆず…ちゃんの…お姉さんで…。」

蘭、目の前の店主の顔を見て、目をパチクリとさせて、
「は…、はい…。…ん…???」

「仙台で、うちのが、大~変、お世話になりやして…。」

橙、
「腹膜炎で倒れた杉浦君の事、彼の家なの、ここ。そして、彼の親代わりのおじちゃん。そして、隣のこの人が、私のチーフ。逢坂翠さん。」

蘭、
「あ~~。あ~~。うんうんうん。杉浦君。うんうんうん。…もう…元気になった…???」

雅樂、
「その節は…ほん~~とに、面倒掛けて、お世話んなって。」

「いえいえ…。」
蘭、右手を振って、
「とんでもありません。…ふふ。美味しく頂いてます。」

 

雅樂、照れて頭を掻きながら、笑顔で。

蘭、
「ゆずからね、父さんにメールが届いて…。」

雅樂、翠、
「へっ…???」

「父の、木葉龍興(このはたつおき)です。そして隣が、母の木葉紅葉(このはもみじ)。」
そして、自分の名刺をバッグから、
「久留須蘭と申します。」

翠、雅樂、名刺を受け取って。

「行く行くは、ゆず、アパート引き払って、ここの…2階…???その…杉浦君と…一緒に…。って…。」

その話を聞いて翠、
「ぷっ。」

雅樂、
「かかかか。そんな事、メールで、ゆずちゃん。けけけけ。」
頭を掻きながら…。けれども、父親と母親を見て、
「あっ。こりゃ…。」
いきなり頭を下げて。そして、キリっとした顔をして雅樂、
「雅楽の…宗像雅樂(むなかたうた)って…、いいやす。店主、やってます。どうぞ、お見知りおきを。」
ふたりに丁寧にお辞儀をして。

その時、絃、
「いらっしゃいませ~~。」

雅樂、
「おっと。」

蘭、
「ふふ。いいですよ。お客様…、お願いします。」

翠、
「あっ。」

雅樂、3人に丁寧にお辞儀をして、
「すぃやせん。」

 

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋