ドキドキ そんな絃を見て翠、また、
「えっ…???」

絃、翠に急いで駆け寄り、
「みど。みどみど。ちょっ…。」

「えっ…???」
翠、いきなり絃から腕を掴まれて裏の方に…。

「えっ…???なになになに…???どう…。」

絃、
「みどとユッキの事…、雅樂じぃに…。」

翠、
「へっ…???」

「みどとユッキが、最近変だって…雅樂じぃ…。…だから。ユッキに…。雅樂じぃ…。」
「あっ。あ~~~。」

クシャリとした顔で翠、
「雅樂…じぃ…。あっちゃ~~。」

絃、困ったような顔をして…。

翠、
「気づいちゃったか~~。」

「うん。」
「言わなきゃ、言わなきゃって…。思ってはいた…んだ…けど…。」

絃、
「……。」

「さすがに…雅樂じぃ…。」
「まだ…お客さん…いるから…。…それに…、時間的にも…。」

「う…、うん。」

絃、店の中に戻る。

翠、薫郎の方を見て…。薫郎、翠の顔を見て…、
翠、薫郎に人差し指を上の方に…、薫郎、頷く。

翠、部屋に入り、ベッドにそのままバン。
「ふぅ~~~。」

夜11時過ぎ。薫郎、部屋の中に。

ベッドでそのままの翠、
「おつかれ~~。」

薫郎、
「おぅ。」

「雅樂じぃ…。」

「うん。」
そして、
「いやはや…。参った。全く…口…利いてくれねぇや。」

翠、少し間を置いて、
「やっぱり…。」

「まっ、当然か…。かかか、絃には、いつも通り…。」

翠、そんな薫郎に、
「うん。そうだよ、絃は…。」

そして数秒の沈黙。

翠、薫郎、同時に、
「明日…。」

翠、
「うん。」

薫郎、
「明日、店…休み。」

「うん。」
「俺たちの事…、雅樂じぃに…。」

翠、
「うん。」

仕事をしながらも少し元気のない翠。

万美、翠の両肩をバン、
「どした~~???」

翠、
「うぉい…???びっくりした~~。」
「なにやら…朝から…。ん~~???」

そんな万美に翠、
「ふん。かかかか。雅樂じぃに、バレた。」

その瞬間、万美、
「へっ…???」
目を真ん丸にして、
「あっ。あ~~~。」
そして顔をくしゃりと、
「あっちゃ~~~。」

翠、口をへの字にして、
「ふん。」

「ユッキ…、今日、店、休みだから、今夜、雅樂じぃに、話すって…。」

万美、
「わお。」

そこに、資料を両手で持ちながら、自分の席に戻ってきた橙、
「よいしょっと。」

そんな橙を見て翠、
「ふふ。」
にっこりと。

万美もそんな橙を見てにっこりと。

翠、
「ほぃ。仕事、仕事~~。」

夕方、礼人と永亮、
「ユッキ、たまには…どうだぃ。」
右手で口に。

薫郎、
「あ~~。悪ぃ~~。今日…ダメなんだ。」

「へっ…???雅楽…今日…、休みじゃ…。」
永亮。

薫郎、
「うん。…なんだ…けど~~。ちょっとな…。」
ふたりに謝るように、
「悪ぃ~~。」

礼人、
「んじゃ~~。しゃあねぇか…。」

その時、薫郎のスマホにライン。翠から、
「――行くよ。」

薫郎、
「おっと。俺も…そろそろ…。お疲れ。」

そして薫郎、通路を歩きながら…。

そんな薫郎の後を追うように翠、
「おつかれ~~。」

礼人、
「なんだぃ、みどとか…。かかかか。」

万美、尋音、
「さてさて。どうなることやら…。」

橙、そんなふたりに、
「へっ…???どうした…ん…。」

万美、
「あんたはいいの。ふたりに任せない。」

橙、首を傾げて、
「へっ…???」

エレベーターの中で翠、
「まだ、雅樂じぃには…。今日の事…。」

薫郎、
「俺が電話、話があるって…言っておいた。」

「うん。」

茶の間のテーブルの上のお茶を飲みながら雅樂、
「…で、話ってぇのは…???ユッキ。」

薫郎、
「雅樂…じぃ…。」

翠、
「あっ。あ~~。あ…。あ…、あの…、ユッキ。私から…話すよ。」

その翠の声に雅樂、
「ん~~~???」

 

 

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋