ドキドキ 巽、リハビリをしながら、何かを確信したかのように…。
そして、時々にこやかに…、
「はは。うんうん。感触…いい。」

ジェシカフロア内、忙しく時間が過ぎて行く。

呉羽のデスクに千慧、
「コバ、メール見た…???」

呉羽、
「あ~~うん。田島川社長、直々のお呼び。ユッキとゆず。」

千慧、
「ふん。そのようで…。」
そしてくすくすと笑って千慧、
「もしかして…。予想通り、ゆず…、気に入られちゃったかな~~。」

呉羽、
「ふ~~ん。」

「ゆず~~。」
橙を手招きの呉羽。

橙、呉羽の方を向いて、
「はい。」

千慧と一緒に呉羽、手招き。

橙、歩み寄って、
「は…い…???」

「来週の火曜日、田島川社長から、お呼び出し~~。」
ニッコリと呉羽。

橙、
「はい…???」

千慧、
「ユッキとゆず、あなたたちふたりのご指名。」

その声を聞いて橙、
「えっ…???え~~~~。」
両手を鼻の前で合わせて。

千慧、
「さっき、ユッキには電話で伝えといた。行っといで。しっかりとね。」
そして、
「それに…、前回はユッキ…田島川社長、専務に、会わず仕舞いだったから~~。」

その声に橙、
「あっ。はいはい。うんうん。そうです。そうです。」

呉羽、
「…では。お願い~~。」

橙、ふたりに丁寧にお辞儀をして、
「はい。分かりました~~。」

夕方近く、出掛け先から戻ってきた奈都。翠に、
「は~~い、みど~~。さてさて。」

翠、
「うんうん。ちょい…いい…???」

奈都、
「OK~~。」

仕込みもいよいよ最終段階。
てきぱきと動いている絃。

雅樂、厨房から店の方に回って、
「お~~絃~~。」

絃、
「あ~~、うん。」

そして、ふたり一緒に、店の角の天井際に設えられた神棚に手を合わせて。
「今日もお客様に恵まれますように。ありがとうございます。喜んで。」
そして両手をパンパン。

雅樂、
「おし。これで良しと。」

絃、
「うん。」
にっこりと。

雅樂、そんな絃を見て、
「なんだおめぇ。かかかか。今日はやたらと笑顔じゃねぇか~~。えぇ~~。」

絃、
「え~~ぇ~~???かかかか。」

「なんか、いいこと、あったかぃ。」
「う~うん~~。べ~~つに~~。」

「あっ。そうだ、昼前、雄ちゃん来てよ~~。絃によろしく~~ってな~~。」

その声に絃、
「へっ…雄ちゃん…???…私に…???なんで…???」

雅樂、
「けけけけ。その内、分かるよ。」

翠、奈都に、
「…んじゃ、そう言う事で。」

奈都、
「オッケィ~~。連絡してみる。とにかく、もんの凄い、いい奴。」

「ふ~~ん~~。そんないい奴なら、奈都、あんたが付き合えばいいのに~~。」

そんな翠の声に、
「かかかか。」
コーヒーカップを唇に付けて奈都、
「くくくく。それを言わないで。折~~っ角、私にも春が来たな~~って、今、思ってんだから~~。」

翠、
「へっ…???あんた、まさか!!!」

「御蔭様を持ちまして~~。うんうん。この度…。」
「へっ…???ほんと…???」

「へへ…。うん。」
舌を出してペロリと…。
「この前の…コバちゃんとヤマチから誘われた食事会で…。」

その声に翠、目を真ん丸く、
「う~~わ。凄~~い。」

そして、奈都。
「見~~つけちゃった~~。」

翠、思いっきり、テンション高く、
「何々、コバちゃんとヤマチ…。食事に誘うって、合コ~~ン…???」

その声に奈都、
「ニッシシシシ。その通り~~。」

いきなり翠、
「あ~~んもぅ。それだったら、飛香も一緒に~~。」

その瞬間、奈都、
「へっ…???飛香、彼氏…いたんじゃ…???」
驚いたように。

翠、そんな奈都を見て、3秒ほど唖然。
「…あんたも…かぃ。」

奈都、
「え…???えぇぇぇぇ…???…じゃ…なかったの…???」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋