ドキドキ 飛香、そのチャームを見て、
「わは。かっわいい~~。」

橙、そのチャームを見て、頭の中で、
「…ユッキ…。覚えてくれてたんだ。」

仙台にいたとき、橙は恐い夢を見た。その事を渚沙に話して…。
渚沙も、橙が初めて、仙台に来て、右も左も分からず、
しかも、一緒の人が病院に入院。
不安だらけの橙を気遣い、少しでも不安が拭えるようにと、
ふたりでショッピングモールを訪れ、ウィンドウショッピングをしていた時に、
ショップで幸運のお守りとして、橙に買ってあげたものだった。
その時、一緒に買ったものに、薫郎には、象のチャーム。

歩きながら思い出し笑いをして橙、
「ふふ。」

飛香、そんな橙に、
「ん~~???どしたの~~ゆずちゃん…。思い出し笑い。」

巽、そんな橙を見て、にっこりと。

寺崎、万美たちに、
「じゃ、私たちは…こっちでタクシーで。」
駅前で。

万美、尋音、
「あっ。はい。お疲れさまでした~。ありがとうございました~~。」

流歌、
「うん。おやすみ~~。ありがとう~~。じゃね~~。ゆずちゃ~~ん。」

橙、そんな流歌を見て、
「あっ。はい。ありがとうございます。おやすみなさい。」

タクシーに乗り込み、寺崎、
「ふ~~ん。遊馬…巽。木葉さんと一緒。あのふたり…。」

流歌、
「ううん…。木葉さん。ゆずちゃん。あの子はユッキだよ。そして、ユウマは…みど。」

「ふん。」
「けどね~~。かかか。ふたりともに、おんなじところ…住んでいるんだよね~~。」

「そうなの…???」

そんな寺崎に流歌、
「ふん。みどはあの焼き鳥屋、雅楽でユッキと同棲。ユウマとゆずちゃんは~~。同じアパート、しかも、隣同士。」

「ほぅ~~。こいつは…面白い。…けど…、今の時代…、幾ら同棲してはいても…、一緒になれるって…保証は…。」

そんな寺崎を見て流歌、寺崎共々、
「…ない。」

流歌、
「…んだよね~~。」

寺崎、
「かかかか。まっ、そういう事~~。さてさて。」

「が~~~。みど、俺、先…シャワ~~。かかかか。汗だくだわ。」
薫郎、珍しく、鞄とスラックス、そして上着にワイシャツ、肌着までベッドにバン。
トランクスだけで、バスルームに。

翠、
「かかかか。はいはい。お疲れ~~。どぞ~~。」

翠、冷蔵庫からウーロン茶の入っているプラスチックボトルを出して、グラスに。
そして一口。そして薫郎の脱いだものをハンガーに。

そのとき、上着の内ポケットに左手が当たり、何かしら膨らんでいる感触、
「ん…???なんだ…???」
内ポケットに左手を入れて、中の物を、
「ふん…???像の…、チャーム…???…こんなの…ユッキ…、持ってた…???…かな…???」

別に気に留めることなく、
「まっ。いっか…。」

薫郎、シャワーを浴びながら、
「ゆず…、あいつ…、やっぱ…、持ってたんだな…。チャーム。…ふっ。渚沙さんか~~。いい人…だったな~~。」
そして、頭の中で、
「…ゆず、また一緒に、仙台…行こか…。はは。」

電車の中で巽の隣で橙、
「クシュン。」

巽、
「ふん…???風邪…???」

橙、
「ううん、ううん…。違う、違う。」
橙、頭を傾げて…、
「誰…???私の噂…???」

巽、
「ほぃ。駅、着いた~~。」

「あっ。うん。」

ベッドの中で翠、
「ユッキ、可愛いの…持ってるね~~。くくくく。」

薫郎、缶のビールを飲みながら、
「はい…???」

翠、チャームのループを摘まみながら左右に揺らして、
「これ、な~~んだ。」

薫郎、
「わっ。わわわわわわ。お~~~い、みど~~。」

「きゃっははは。あ~~げないよ~~。かかかか。」
「こら~~。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋