ドキドキ 翠、いきなり椅子から立ちあがり…。
その時、右大腿が、机の端に、ドン。
「あった~~。痛った~~~。」

電話の向こう、駒田、
「みど…???どしたの…???」

その瞬間、翠を見て、周りのスタッフ、
「…ん…???」

呉羽、
「みど…、どした~~???」

翠の向かいの席の尋音、
「はぁ~~~???」

傍の橙も、
「チ…、チーフ…???」

翠、電話に、
「か…、刈谷さ…ん…???」

駒田、
「え~~~。そう…。悩んでいた私たちに近づいて来て、ふん、貸して見な。って…。それから数時間、部屋に籠って、ほぃ、出来た。これでやってみなって。そしたら、出来たのよ。」

「さっすが。」
翠。

「まっ。あの人の場合、殆ど、24時間、仕事のようなものだから。家でも、仕事、やってるからねぇ~。愛想が悪い割には、完璧なほどの社長のお気に入り。そして、社長には、絶対に服従だから。」

翠、
「あの…。刈谷さん…が…???」

「ふん。まっ、ウチには…。…って、言うか、他所にも、余りいない、愛想もない、オマケに偏屈な、エンジニア。それでいて、発明王…だからね~~。技術だけは…天下一品。超ベテラン。」

その瞬間、翠、
「行ける!!!」

翠の後ろで万美、
「おっと~~。」

橙、
「ははは。チーフ。」

翠、
「曜子さん。お願い。」

駒田、
「あいよ。任せな。私らのジェシカのためだ~わな。かかかか。」

そして、その後、5日目には遂にライン入り。
そして、サンプル以外のライン途中のサンプルすらも、
ロンドの企画開発室長からはOKサイン。

呉羽から報告をもらって惇哉、
「ほぅ~~。姫宮…。ふ~~ん。や~るね~~。みど。」

「…って、ボス。最初っから、それ…、見越してたんじゃ…。」
呉羽。

惇哉、
「はぁ~~あ…???いやいやいや。ただ、姫宮んとこの…。刈谷とは、美味い焼き鳥、食わせるから東京に来い。って、この前、一緒に、飲んだけど…。」

「ふん。その刈谷さんのお蔭で、この仕事、進んでるみたいですけど…。」

「おやおや。これは、これは。ふん。」
惇哉、呉羽に両腕を広げて。

呉羽、ニッコリと。
「あっ。ボス。今夜、ゆずちゃんの歓迎会。お願いしますね~~。お待ち申しております~~。」

惇哉、
「お~~っと。今日だったか…。」

「はい~~~。」
「ちょ~~っと、遅れるかも…知れないが…。」

「はいはい。先に、始めさせて戴きますので、是非、奥様の菫(すみれ)さまも…、ご一緒に…。」
「おやおや…。お誘い…戴き…。光栄の至り。」

「ふふ。スタッフたちには…。人気ですもの。菫さん。ボス、同様に。」
「再び、お褒めに与り。恐悦至極。」

「ではでは…。失礼いたします。」

惇哉、笑顔で部屋を出る呉羽に、右手を挙げて、
「チャオ~。」

そして、机の上のスマホで、
「おぅ、私だ。今回は、よろしく頼む。」

そして、電話の相手、
「おぅ。任せな。この前は…刈谷に、ありがとな。ご馳走様。」

「何を仰る。…それにしても、面白い人間だ。かかかか。おまえが手放さないのが分かる。」
「だろう~~。かかかかか。」
 

 

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋